みなさんこんにちは



このブログでは月に1回ほど
秋葉の森総合公園サッカー場の天然芝の管理・育成状況を
お伝えしています ^^
自宅のお庭など
日常的に芝に接している方や興味のある方にとって
何がしかの参考になれば 嬉しく思います
さてさて...
先の5月に 重点的に行ったのは
冬芝(ライグラス)→夏芝(ティフトン)の切り替え作業 でしたね
バーチカルカットやコアリングといった 更新作業を 順次行い...
夏芝の 占有率50%! を目標にしていたわけです...
しかし 実際のところ
6月初めの時点で (目測)30-40%かな? といった感じ...
ライグラス健在!です Σ(゚Д゚)
これは 気温が 朝晩20℃以下で
日中でも 25℃前後という日が続いたためです
この気温はライグラスの生育には 適温...(でも...)
ティフトンにとっては ちと涼しいのです
そんなこともあって
6月の作業は...
⇒ 上旬 さらにライグラスを間引くべく
追加でバーチカルカット(根切り・間引き効果)を行い
以降 ライグラスの生育を抑制するよう 継続的な 低刈りの実施!
また ティフトンの徒長防止に 芝逆目刈りを実施しています
※ ティフトンの徒長を わかりやすく言うと
栄養分がダダ漏れになっている状態 ・・・という ニュアンスです
(徒長させずに 葉をより密にしたいという管理上の狙いがあります)
...と いうわけで
6月の初旬と下旬の状態を 画像で比較してみましたので ご覧ください
6月1日
6月27日

上旬は ライグラスの濃淡がはっきりと出ています
ゴール前の 芝の痛みも...
ティフトンなら10日~2週間で回復します
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
最後の利用から10日後の状況が こちら

黄色く見えますが 低刈りしている影響で...
これは「地肌」です ^^
6月5日には 今年3回目バーチカルを実施
下の写真は スイーパーによる カスの吸引作業です

いかがでしょう
このようにして 今現在は 80%程度ティフトンへの
切り替えが 完了しています
こうした作業は 個々の競技場で 事情が異なるため
すべての現場が 同じやり方ではありません
各現場によって 色々な考えや 適切な作業方法があります